例のパパとの面会があった。
どんな顔してくるのかと思ってたけど、
あっさりと何事もなかったかのよう。
ただ、今までの面会と違うのは
私がぴったり3人に付き添っていること。
もしかしたら子供たちを連れ去られるかもしれない、
念には念を入れて、最大限に警戒した。
子供達は大人の事情などつゆ知らず、
久しぶりのパパとの面会を楽しんでいた。
君達だけのパパだったパパは、
明日からは別の子のパパになるんだよ。
そう、心の中で思うと、
何も知らない子供達が、可哀想になった。
再婚をする、しかもその再婚相手の連れ子を養子にする、
それは、もう、子供達と縁を切るも同然。
着信を拒否し続けている私に、最後に
「週末の電話、よろしくお願いします」と頼んできた。
「ごめんねー、最近忙しくって、電話の着信に気がつかなかったの。
こっちからは海外にかけられないし~」
幸いなことに、この一ヶ月くらい、パパからの電話がなかったことに
子供達は何の疑問も抱いておらず、話したい様子もなかった。
だから、これからも電話を取り次ぐつもりはない。
とりあえず、一つの問題が片付いた。
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