その後、カズとよく話し合いました。
そもそもけんかの原因は、
その日、彼は実家に帰る用事があって帰った。
お姉ちゃんも実家に赤ちゃんを連れて帰ってきてると電話で聞いた。
だから、夕飯までのんびりしてくれば?と言ったら、
「そうする」と言った。
でも夕方、「やっぱりみんなでご飯を食べたいから帰ろうかな?」と。
せっかくだし、食べてくればいいじゃん。
私たちのこと気を使わなくていいよ。
私も言いすぎた所があった。
「そもそもそっちがカズの家族でしょ?」
「変な気を使われるのはいやだ」と・・・
そう言いたくなるのは、私たちに対して、いつも宙ぶらりんだったから。
家族としていてくれているのか、そうじゃないのか、
私には理解できなかったから。
自分はみんなでご飯を食べたかった。
でもそうできなかった。
そのイライラから、切れてしまった。と・・・
そしてそのイライラを断ち切ることができず、
思わず思ってもいないことを言ってしまったと・・・
そう反省するカズ。
前の私だったら、許せたかもしれない。
でも、私は必要以上に傷ついてしまった。
私の心が離れてしまった。
彼の言葉に責任感のなさや、人間としての未熟さを見てしまった。
それでも、私は、もう一度やってみようと思う。
でも、
きちんと、私の気持ちは伝えた。
今までと同じように優しくなれないこと。
カズが私たちにしてくれること全てに、「本意でないかも?」と疑ってしまうこと。
今までと同じように、何もかもあいまいに生きていくカズをもう許せないと言うこと。
「家族の
ようにやっていく」ではもう通用しないこと。
「家族と
して」やっていき、家族だと認めるか認めないかは
私たちだということ。
それでも、因果応報、自分の責任と認め、
今までの自分を変えて、頑張っていくと決意していた。
今までカズは私たちに足並みをそろえていた。
このままでは何も変わらない。
カズが私たちを引っ張って、足並みを揃えさせるくらいの力があるか、
それを見ていこうと思う。
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