週末、子供たちは私の実家にお泊りに行った。
せっかく二人きりになれたので、
カズとじっくり話をした。
私は私の本心をさらけ出した。
それを聞いて、また逃げ出したくなるようなら、
もうそれでいいとも思っていた。
カズもよく考えたらしく、
今までとは何かが違った。
子供ができた→結婚する→幸せになる
こういう風に事が運べたはずなのに
できなかった責任は全て自分にあると認めた。
今までは私に文句を言われるたびに
「どうしてそこまで言われるんだ?」とか
「俺は必要ないんじゃないか?」と考えて、
逃げようとしていた。
でも、文句を言われても仕方がない、
私に文句を言わせているのは自分自身だということに気がついたらしい。
籍を入れたくないことも話した。
無理に入れてもらおうと思っていない。
籍を入れたいって思ってもらえるように努力するし、
そう思ってもらえる時まで、自分は頑張ると言った。
それでも、今までも何度も頑張るといって、
頑張らずに逃げようとしたカズを信じられなくて、
もう傷つくのはイヤだから、出て行ってくれって頼んだ。
今までのカズだったら、
この時点で荷物をまとめたに違いない。
でも、今回は違っていた。
強く強く説得していた。
今は信じてもらえなくても当然。
でも絶対にもう傷つけないから。
必死さが伝わってきた。
5時間くらい話し合った。
最後の最後に、やっと「もう一度やってみよう」と思えた。
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